執筆者情報

  1. じうばおさん(40代後半・男性)
  2. 最終学歴:地方国立大学卒
  3. 受験回数:13回
  4. 5回目まで専業、後半8回は兼業
  5. 基本的に伊藤塾の入門講座、中上級講座

司法書士受験のきっかけ・動機

前職は地方公務員でした。

『実家が農業をしていたので、年老いた両親に代わり、私が司法書士という自営業をしながら先祖代々伝わる田畑を引き続き耕すことができれば一番良いなと思っていた』

というのは建前で、本当のところは前職の業務に音を上げて他の道に進みたい気持ちがありました。

学習時の環境

司法書士試験の勉強を始めた時は働いておりましたが、第1回目の受験をする3月末に退職しました。

それから5年間ほぼ専業で勉強しましたが、合格をすることができず、再度古巣の職場に頼み込んで非常勤として勤務させてもらい、それから合格するまでの7年余りは働きながら受験する生活になりました。

収入面はフル稼働していた時の半分以下となりましたが、比較的時間は取りやすい状態で勉強を継続することができました。

古巣の職場には大変感謝しています。

 

これはほとんどの受験生には関係ないと思いますが、もし現在の職場を退職して受験に集中しようという方がいらっしゃったら、良好な形で退職していただきたいと思います。

追い込みジムに参加した理由

平成29年、平成30年と総合落ちになりました。

私はなかなか自分の学習上の欠点を修正できませんでしたが、続ければ必ず合格することができるはずだと考え、

『次の本試験で真剣に合格することを考える人たちの集まりに参加したい、その場がまさに追い込みジムだ』

と思い、コロ助さんからメールをいただいてすぐ、迷わず参加することを決めました。

 

後にも申し上げますが、私は昨年の10月にこのジムへの参加を即決して大正解でした。

何らかの形でこのジムの存在を知り、何か感じるものがある方は、とりあえず参加してみるのがいいと思います。

学習スタイル、科目別勉強法、学習時に重視したポイント等

予備校(具体的には伊藤塾)の講座を受講していた時と市販の書籍のみで学習を続けていた期間があります。

予備校の講座は入門講座、中上級講座とも複数回受講しました。

今考えますと私は学習のメリハリのつけ方が大変下手でした。

 

結果的に私は13回も受験を重ねていますので、勉強法や重視すべきポイントについては、短期合格者の方や予備校の講師の先生のアドバイスに従っていただきたいと考えています。

受験が長期化した場合大切なのは、

『意識して合格者の多くの人が実践していることへ近づくように少し修正してみる』

ということではなかったかと思います。

その気持ちで講師の先生方や他の合格した方の学習法を読んでいただきたいと思っています。

 

来年の司法書士試験に合格するための情報収集という面では、『追い込みジム(コロ助さんのしれっとブログ含む)』とご自分の受講されている講師の SNS等が あれば十分だと思います。

受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法

合格まで13回もかかってしまいました。

入門講座は相当なボリュームになりますが、細かいところに引きずられていわゆる A ランクの分野の習熟、記憶がおろそかになっていました。

基礎が十分でない状態で、中上級講座を受講し伸び悩んだ時間も大変長かったです。

特に7回目、8回目の受験の頃は、打つ手が他にあるのかという気持ちで暗闇の頃でした。

今思えば

『もう少し基本的なことについてイメージを持つ』

ということと

『本試験でそのまま力を発揮できる形を作って練習する』

ということの辺りが鍵であったと思います。

しかし、それを実践できませんでした。

最後の1、2年になってやっと

『択一の難しい肢は無視する』

『記述で他の人が書けない論点は飛ばす』

といったことを少し意識できるようになり、やっと合格点に届くようになってきたと思います。

 

長期受験生の一定の割合の方は、

『基本的なことの理解を固めてそこから問題を解いていく、正解する』

という方向性になっていないのではないかと考えています。

まさに私がそうでした。

オートマの山本先生の書籍、動画などで上記のことはある程度分かっていたつもりなのですが、私はなかなか自分で実行することができていませんでした。

最後の一年は、コロ助さんの学習アドバイスもあって年内から新幹線に乗って模擬試験会場へ行き、上記のことを意識しながら試験問題を会場で解き、客観的に自分の得点を見て解答に至った経緯を点検することにより、私の合格できない問題点を 減少させることができたと思います。

追い込みジムの良かった点

ジムの良かった点は、

『次回の本試験で真剣に合格を目指している状態の人が現在どのように勉強しているのか、生活しているのか考えているのか』

を知ること、感じることができ、

『では今自分が合格するためにどうするべきなのか、それをやらないのかやるのかと繋げることができる』

ということです。

特に私のように受験が長期化してしまった場合、周囲に受験生がいないことが多く、自分ではある程度意識しているつもりでも、客観的には合格者の多くが実践していることや意識していることから乖離してしまっている可能性があります。

『合格者の多数派に乗れ』

というのはTACの姫野先生がおっしゃっていた言葉ですが、その反対の状態に陥っていることがあると思います。

 

ジムに参加すると、他の参加者の勉強内容がわかる上、短期合格者であるコロ助さんから真に参加者の合格を考えたアドバイスが受けられます。

そのため、長期受験生は自分の良くない癖に気づいてなおすチャンスがあると思います。

それと司法書士試験に合格する年には、環境面でいろいろな困難があっても、それを打ち負かす『勢い』というものが必要だと思います。

直前期の追い込み時期にジムに参加していることは、一見余計な負担があるように思われるかもしれません。

しかし、疲れた時でも 他の参加者の頑張りを目にすると『本試験までは突っ込んでやりきる』という状態を作り出すことが出来ると思います。

勉強以外の部分(リラックス法等)

受験が長期化すると家に引きこもりがちになり、運動不足となる傾向があると思います。

私は意識して近くの運動公園へ行き、週2回以上ランニングをするようにしていました。

また車で10分離れたところに100円で入浴できる温泉がありましたので、冬の寒い時期には月に2回程度利用してリラックスするようにしていました。

 

私の場合家の家事は全て私がすることになっていましたので、そちらにかなり時間を割くことになりました。

でも、料理を作る時間は自分の気分転換の時間であるというふうに考えて、買い物や調理する時間を少し余裕を持って過ごしたことが勉強には良い方向につながったと思います。

(実際には気持ちが焦ってなかなかそのようにならないのですが。)

勉強する環境は全員違いますので、置かれている環境を少しでも自分の勉強が集中できる方向に捉えていくのが良いと思います。

これから勉強をはじめる方やジムに参加しようか迷ってる方へのアドバイス

私は合格までに長期間かかってしまいました。

連れ合いや両親、親族、前職の応援してくれる人たちや学生時代の恩師まで大変な心配をかけてしまいました。

しかし、合格すると必ず恩返し出来る方法が見つかると思います。

そのためにはまず次回の本試験で合格しなければなりません。

今まで自分がやっていなかったことで合格に役に立つと思うことは是非やってみましょう。

ジムには高額な費用は必要ありません。

自分に合わないと思えば途中で退会することもできます。

 

私にとって最後の一年の合格に必要な勉強法や精神面での自分の保ち方は全部このジムにあったと思います。

多くの修正点すべき点に気づき、考え、実行することができました。

追い込みジムに参加してこの一年を受験生活の最後の一年にする方が一人でも多くなることを 願っております。

じうばおさんの合格ご報告画像

 

※この記事を見た人は以下の記事も読んでます。

>>追い込みジム合格体験記まとめ