明日香さん
遅ればせながら松本先生の5ヶ月合格法をパラパラ読みしました。
先生が一度頭に入ったことは忘れないとおっしゃっていることで、先生は優秀なんだろうなと思いました。
私はそもそも頭に入ってないか、入ってても忘れるか、そもそも理解もできていないために、なかなかできるようになりません。
凡人は時間がかかっても制度趣旨からの理解を繰り返し、テキストと過去問を通してやるしかないのかなと思いました。
コロ助
5ヶ月合格法を読んだんですね!
「一度頭に入ったことは忘れない。思い出せないだけ。」というのは脳科学上の考えの一つでぼくも「ほとんど正しいのではないか」と思ってます。
(脳にも容量があるはずなので、すべての記憶を忘れないとは思いません。ただ、覚えようと思って勉強したことは思い出せないだけだと思います。)
こういった考えの場合、記憶は「引き出しの中にある物」によく例えられます。
(「引き出し」は「頭」です。)
「一度頭の中に入ったことは忘れない」というのは、引き出しの中に入った物は、そこから無くなることはないということです。
ただ、引き出しが閉じた状態だと、中の物が取り出せないので、「思い出せない」という事態が生じます。
子どもの頃の出来事でもふとしたことを「きっかけ」に記憶が蘇ることがあると思いますが、それは引き出し(頭)から消え去った物が急に復元された(「無→有」)のではなく、閉じていた引き出しが開いて中の物が出てきたと考えたほうが自然だと思います。
「きっかけ(思い出し方)」を作れば、記憶は思い出しやすくなるので、司法書士試験ではいかに「きっかけ」をたくさん作れるかが大事です。
「きっかけ」は制度趣旨等の理由付けやエピソード、イメージ、語呂合わせなどです。
試験とは関係ないかもですが、匂いや音楽も記憶を喚起するものとして有名です。
ちなみに、「千と千尋の神隠し」でも銭婆が
「一度あったことは忘れないもんさ。思い出せないだけで」
と言ってます。
忘れていたと思っていた「川の中に落ちた記憶」や名前を終盤で思い出すことができたあの映画の話を考えると、この言葉は深いなと思います。