こんにちは。コロ助です。
ぼくは今年の試験で運がよかったこともあり合格することができましたが、去年の試験が終わってから今年の3月31日になるまで司法書士の勉強をいっさいしていませんでした。
それは一度司法書士試験を撤退していたからです。
撤退したのはネットビジネスに力を入れていたというのが主な理由です。
今回はそのネットビジネスのことや司法書士試験撤退を最終的に決断した経緯について話していきます。
関連記事:司法書士試験で努力が報われない本当の理由【撤退を考えている人へ】
ネットビジネスを始めたのは2015年の11月。
当時は大学3年生で行政書士試験を終え、翌年の司法書士試験がまだ遠い先にあると思えるころでした。
行政書士試験を終えた脱力感からか勉強へのモチベーションが上がらず、かといってバイトを辞めていたので仕事をするわけでもなく
何かしてお金を稼ぎてー!
バイトはもうしたくねー!
という日々を送っていました。
そんな中、ご縁があり某ビジネスグループに入れさせてもらいネットビジネスを教えてもらうことになりました。
そこは主にYouTubeアドセンスで稼いでいこうぜってところで、月に7桁稼ぐ人がゴロゴロいるようなところです。
そんな人たちの実績を見ているうちに自分もいけるだろうという根拠のない自信が芽生え、稼ぐ意欲に燃えながらYouTubeアドセンスをスタートさせました。
(「3か月分の仕事が終わりました。」の記事を書いたときにやっていた仕事はYouTubeにアップする動画のストックです。3ヶ月間勉強に専念できるように動画をストックしておいて、あとはアップロードとコメント返信だけしていればいいようにしていました。)
そんな難しくないやろと思って始めたYouTubeアドセンス。
実際にやってみると本当に稼げません。
ほかの人は稼げているのに・・・
ほかの人が稼げて自分に稼げなかった理由の一つに扱うジャンルの違いがありました。
ほかの人は再生回数が伸びやすい芸能系を扱っていましたが、ぼくはあえてそれをやりませんでした。
なぜかというと(込み入った話になりますが)、芸能系はトレンドに依存してしまうことがあるため長期的に安定した再生数を稼ぐのが難しく、また動画やチャンネルが削除される危険性も高かったからです。
なのでぼくはみんなが行く反対の、トレンドに依存せずリスクの低いジャンルを攻めました。
トレンドに依存しないため一度再生される仕組みを作るとずっと再生されるのであとあと非常に楽ですが、その反面再生される仕組みを作るのが非常に大変です。
それでもぼくは安定した長期的なキャッシュポイントを得たかったので根気強く続けました。
2015年の11月下旬から始めて、2016年の2月くらいまで司法書士試験の勉強と並行して動画を作ってアップするを繰り返していましたが収益は1日10円~30円くらいだったと思います。
そこから一時YouTubeを中断して司法書士の勉強に専念しました。
そして2016年の7月。
司法書士試験を終え解放感でいっぱいになったぼくはYouTubeをやりまくってなんとしても今年中に日給1万円達成してやろうと心に決めました。
それからはひたすら作業作業作業です。
動画作成、アップ、コメント返信、リサーチ、検証と毎日最低でも8時間はYouTubeに時間を費やしました。
そんな200時間以上YouTubeに費やした7月でしたが収益はたったの約1000円でした。
友達にYouTubeのことを話してもバカにしてくるだけです。
バイトすればもっと稼げるのにw
ちゃんとまじめに働けよw
と・・・
しかしぼくはめげずに頑張りました。
周りの人が日給1万円達成できてぼくにできないはずがない!
と。
その後も同じように作業を続けて、8月の収益は約2500円。
7月と比べると倍以上に増えましたが、費やしたコストを考えるとまったく満足のいくものではありません。
このままではいけないと思い、単純に動画を作成・アップする時間を減らし、もっと頭を使ってリサーチや検証に労力を費やすようにしました。
すると9月にぼくの中で変革が訪れます。
あるコツをつかんで動画が一気に再生されるようになったんです。
9月は途中から宅建の勉強を優先してやっていたというのとコツをつかんだのが9月の終わりごろだったということもあり、9月の収益は1万円に届かないほどでしたが、
これはもういけるわw
と明るい未来を確信していました。
そして10月。
宅建から解放されてより一層YouTubeをできる状態になり、日給1000円を達成し月収は2万円程になりました。
11月に入ると作業時間も減り、読書など好きなことをやりながら日給2000円を突破し月収は6万超。
このころには友達もぼくをバカにするのをやめ
俺もYouTube始めてみようかなw
という感じになっていました。
ぼくも天狗になっていました。
12月になるともう週に3日ガッツリ作業してあとは好きなことをやるという感じでしたが、収益は順調に伸びていきとうとう日給5000円を目前に控え、月収も10万を普通に超える勢いでした。
ビジネスグループの人たちを見ていると、日給5000円の壁を突破すれば日給1万円、日給3万円は驚くほど速く達成していました。
日を追うごとにおもしろいくらい収益が増えて日給5000円があともうちょっとだったぼくも当然、今度は自分の番だと思っていました。
少なくとも翌年の3月には外注さんに仕事をほぼ任せても月収30万円は固い!
と。
そうなってしまえばもうお金の心配はいりません。
自分の時間も好きなことに使うことができます。
そうすると一度は諦めた夢が段々芽生えてきました。
弁護士になるという夢です。
ぼくが弁護士を目指すのを諦めたのは経済的な理由でした。
ロースクールに行くにしても予備試験を受けるにしても勉強に集中しないとやっていけません。
そうなるとまとまったお金か自分が働かなくても継続的に入ってくるお金が必要です。
しかしぼくにはそれらがありませんでした。
また、働きながら予備試験ルートで司法試験を目指すという方法もありますが、そうなった場合司法書士試験の兼業受験以上の長期戦を覚悟しないといけません。
それにもし司法試験の受験資格を得ても5回落ちてしまうことも考えられます。
そうなれば自分にはほとんど何も残りません。
そういったことをいろいろ考えて先が見えないと思ったぼくは大学3年生のときに弁護士をあきらめ、司法書士を目指すことにしました。
しかしYouTubeで稼いでいける算段がつき経済的な心配がなくなった以上、司法書士を目指すのではなく以前からより強いあこがれを抱いていた弁護士を目指したほうがいいのではないかと11月の終わりごろから思うようになっていきました。
最終的に決断したのが12月。
あともう一歩のところで司法書士試験合格を逃したということもあり本当にめちゃくちゃ悩みましたが、司法試験合格を目指すべく司法書士試験撤退を決意しました。
そしてYouTubeで半自動的に入ってくる収入で生活して予備校の司法試験講座を受けながら悠々自適に勉強して予備試験もしくは上位ロースクールに合格して最終的には司法試験に合格して弁護士になろうと・・・
でも結局司法書士試験にまた戻ってきちゃったんですよね。
その理由はまた次回です。
ではでは。
次の話へ>>>ぼくが司法書士試験再挑戦を決意した理由。