司法書士試験本番当日の過ごし方

このブログを読んでいる人の中には初めて試験を受ける人もいますよね。

また、去年試験を受けたけどもう忘れちゃったという人もいると思います。

今回はぼくが受かった年の本試験・本試験前後にどのように過ごしたのかについて話していきます。

失敗談も交えて書いておいたので、これから試験を受けるあなたのお役に立てれば幸いです。

本試験前日

本試験前日はいつも通りひたすら勉強です。

翌日の準備もあって8時間ほどしか勉強できませんでしたが、最後の最後まで追いこみました。

スポーツと違って勉強はやればやっただけ最後の最後まで伸びるからです。

夜もいつも通り12時には床に就きました。

緊張して寝付けなくなるか心配でしたが、いつの間にか眠ってました。

本試験当日

いつも通り6時に起きてご飯を食べて8時頃には明治大学に着けるよう出発しました。

電車の中では最後の追い込みとして『デュアルコア商法』をやってました。

本試験前日や当日など、時間がないときは「これだけやっていれば一問とれる」という科目を中心にやるのも一つの手です。

たとえば、商法や司法書士法なんか1問しか出題されないので勉強することも少ないですよね。

なので限られた時間で確実に3点もぎとるためにそういった範囲の狭い科目をやるのもおすすめです。

 

それはそうと、あなたは試験当日も勉強する派ですか?しない派ですか?

ぼくは試験当日も勉強する派です。

前日も追いこむのと同じ理由で、勉強はやればやっただけ最後の最後まで力が伸びるからです。

なのでぼくは試験会場でも勉強しました。

持っていったのは、

テキストは民法3冊、不登法2冊、商法・商登法2冊、民訴系1冊、供託法・司法書士法1冊

ひながたは不登法1冊、商登法1冊

です。

リュックだけには収まらなかったので丈夫な袋に教材を入れて試験会場へ向かいました。

見きれないだろうというほど持っていったのはぼくが心配性かつ欲張りだからです。

「少なくて困るより、多くて困るほうがいいやろ。」

と思ってました。

 

ところで、本試験会場周辺で予備校関係者が出題を予測した直前チェック用のまとめを配っていますよね。

一見するとよさそうですが、あの「まとめ」をもらって勉強するのはおすすめできません。

いつも使っている教材以外のものから知識を入れようとすると記憶がごっちゃになります。

また、そもそも出題予測はそう簡単には当たりません。

なので試験当日に勉強するのであれば自分の教材を持参しましょう。

でも予備校の中にはアルフォートもいっしょに配っているところがあるみたいです。

ぼくはそんな気前のいい予備校があるなんて知らなかったので素通りしてました。

後から知って後悔です。

なのでお菓子好きな人は「まとめ」をもらってアルフォートをゲットしましょう。

試験開始前

試験会場に着くとすぐにトイレに行って、自分の席で勉強しました。

ちなみに前年は教室の外で勉強して失敗しました。

前年は早く会場入りし荷物を席に置いて、試験の説明が始まるギリギリまで教室の外で勉強していました。

誰もいないところのほうが集中して勉強できるためです。

しかし、試験の説明が始まる直前になって教室に戻ってみると

「外に出てたのはまずかった。」

と思いました。

最初に荷物を置く際にほとんど人がいない教室に入ったときの空気と受験生みんなが席についている教室の空気が全然違ったのです。

本当に異様な空気が漂っていました。

そしてぼくはその空気にのまれてしまいました。

その前年の教訓を活かし、去年はずっと教室で勉強していたわけです。

自分もずっと教室にいるので空気の急な変化を感じることはありません。

おかげで前年のように空気にのまれることはありませんでした。

 

空気にのまれなかったといっても、試験開始前はやはり緊張しました。

会場には本試験特有の殺伐とした空気が漂っています。

そんなときに試験官が

「誰か空調を調整したほうがいい方はいますか?」

と聞きました。

すると一人の女性が

「寒いです。」

と言います。

「では温度を上げますね。」

試験官がそう言い放ったそのときでした。

「暑いです!!!」

と後ろのほうに座っていた男性が大声で怒鳴ったのです。

空気が張り詰め、さらに緊張感が高まります。

「これが本試験か・・・。」

そう思いました。

(結局温度調整はありませんでした。)

午前

試験開始の合図があって速攻問題を解き始めました。

「とうとう始まってしまったー。」

そう思いながら、これまでの日々が頭に浮かんできます。

マークをする手も緊張で震えます。

しかし、そんな緊張の中でも

「ぼく今めっちゃ緊張してるー。」

と自分を客観的に見つめるぼくがいました(瞑想のおかげかもしれません)。

 

めちゃくちゃ緊張するのは最初だけです。

あとは段々フローの状態に入っていきます。

午前はじっくりゆっくり解きました。

参考記事:【司法書士試験】午前択一は時間がある。じっくりゆっくり解こう。【解き方】

解いた順番は以下の通りです。

憲法→民法→刑法→商法

問題の順番通りに解きました。

憲法が難しかったのでちょっと焦りはありましたが、自分を実力者と自負していたので

「自分が解けない問題はほかの人も解けない」

と思い、考え過ぎずに次の問題に行きました。

じっくりゆっくり解いても午前は見直す時間が少しあったので、バーッと見直しをして午前をやりきりました。

お昼

お昼は教室でウィダーインゼリーを2個食べました。

勉強は食事中と食後にやりました。

最後までとことん詰め込みました。

午後

午後開始時も緊張しましたが、午前開始時とは比べると大したことありません。

択一は難しい問題もありましたが、とにかく時間がないので完璧な答えが出なくてもマークしてとりあえず前に進みました。

参考記事:【司法書士試験】午後択一はスピード勝負。勇気を持って前に進もう。【解き方】

解いた順番は以下の通りです。

民事訴訟法→民事保全法→民事執行法→司法書士法→供託法→商業登記法→不動産登記法

基本的には問題順で解きました。

不登法と商登法の順番を入れ替えたのは「商登法のほうが獲りやすい」と松本先生が言っていたためです。

 

だいたい計画していたとおり60分ちょっとで択一を解き、記述をやり始めました。

参考記事:【司法書士試験】記述は解ききれない。開き直って生きていこう。【解き方】

先に解いたのは商登法です。

問題を解いてすぐに

「解散キター!」

となりました。

解散はイレギュラーな気もしましたが、『オートマ記述式』で何度も何度もやっていたので自信を持って解き始めました。

どこが論点なのかみるみるわかり、スイスイ書けました。

逆に何か大きな論点を見落としているのではないかと怖くなるほどです。

でも心配している暇もないので不登法へ。

商登法とは反対に不登法はわからなすぎました。

泣きそうになるくらいです。

「本当にヤバい!」

そう思いましたが、直前期の追い込みで不登法記述式も実力者になった自負があったので

「みんなも解けんやろ。」

と思い、開き直りました。

解けそうなところを高速で探し、そこを埋めていきました。

そして最後まであきらめず手を動かし続け、やりきりました。

試験後

試験後は結果云々より、やりきった達成感が大きかったです。

「ぼくはベストを尽くしたんだ!」

と。

そして試験の帰りにおいしいお肉を買って食べたそうです。

お肉のことは覚えていませんがノートにそう書いてあります。

頑張った自分へのご褒美に買って食べたんでしょうね。

本試験当日に絶対にやったらいけないこと

以下の2つは本試験当日に絶対にやったらいけないことです。

  • いつもと違うやり方で解く
  • 試験が終わる前に人と話す

いつもと違うやり方で解く

本試験当日にいつもと違うやり方で解くのは絶対にやめてください。

たとえば、いつも憲法から先に解いている人が「会社法を先に解くのがいいらしい」という情報を直前に仕入れてぶっつけ本番で会社法から解き始めるのはダメです。

脳に一番ストレスがなく力が発揮できるのは「いつも通り」です。

なので、本番もいつも通りでいきましょう。

試験が終わる前に人と話す

試験が終わる前に人と話してはいけません。

昼休みに友達と話すと午前の答え合わせをしたくなります。

「あそこはどうだった?」

「あれは難しかったよね。」

不安だから答え合わせをしたくなる気持ちはわかります。

しかし、受験生同士でする答え合わせは「答え合わせもどき」にすぎないので無意味です。

それに答え合わせをして間違った解答をした可能性がある場合、そのことがずっと頭に残り目の前のことに集中することができなくなります。

そうなると午後はベストが尽くせませんよね。

なので本試験当日は試験が終わるまで誰とも話してはいけません。

誰にも話しかけられないよう仏頂面でいきましょう。

友達が減るかもしれませんが、それ以上に受かることが大事です。

さいごに

なんだかんだ言って、本試験はめちゃくちゃ緊張します。

でもピークは試験開始時なので、それと比べるとあとは大したことありません。

大事なことは「絶対にやったらいけないことやらないこと」に付け加えふたつあります。

  • 最後まで自分を信じ続けること
  • 手を動かし続けること

これさえやれば、実力者なら大丈夫です。

ワンチャンある人もワンチャンあります。

記述が苦手な人はわからないところは白紙か「登記不要」にして、わかるところだけとことん埋めていきましょう。

基礎的なところさえ抑えていれば基準点は超えられます。

あと、午後に解く時間がどんなに足りなくても、「マークの見直し」はちゃんとやるようにしてください。

もしものことがあればたいへんです。

それでは本試験を受けるあなたのご健闘をお祈りいたします。

本試験前の去年のぼく:100%勝つ気で闘る。