4Sの条文単位と伊藤塾やアガルートなどの論点単位は水と油?司法試験・予備試験初学者はどうする?

こんにちは。コロ助(@korosuke1ban)です。

ぼくはBEXAの「4S基礎講座」とアガルートの「重要問題習得講座」を主に受講して予備試験に合格できました。

 

※本記事ではアガルートについてアフィリエイトリンクを使用しております。

ただ、ステマは一切していません。

そんなことをしたらぼくの信用が地に落ちるからです。

アガルートの重問が良いからおすすめしていて、アフィリエイト提携できるからアフィリエイトリンクを使用しております。

その証拠にぼくが一番おすすめしている4S基礎講座はアフィリエイトではありません。

 

それもあり、最近予備試験のことでご相談をいただくことが増えています。

 

たとえば、伊藤塾生の方で

「インプットまでは良かったけど、論文が書けないから4Sを検討しています。」

「でも4Sの条文単位と伊藤塾の論点単位は水と油では?」

「4Sを受けて、アガルートの重問をされたコロ助さんはどう思っていますか?」

といったご質問をいただきました。

 

どうやら伊藤塾は

「論文はもがいて頑張ってください。」

みたいです。

 

普通にヤバいなと思いました。

もがいているうちに何とかなる人もいるかもしれませんが、多くの人は先が見えない中でもがくことができなくなると思うからです。

ただ、ぼくが最初に受けたLEC柴田孝之先生の論文講座も似たようなものでした。

なので、司法試験界のスタンダードなんだと思います。

 

今でこそぼくは論文がそれなりに書けます。

予備試験にも最終合格しました。

でも、最初LECを受けたときは論文が書けず、いつまで経っても論文が書けるようになる見通しすらなかったのでめちゃくちゃ苦しかったです。

 

「その期間は誰にでもあるよ!」

「そこが頑張りどきだよ!」

という声もありますが、そもそもその「もがく期間」や「頑張り」って必要でしょうか?

 

当たり前のように言われていることや伝統・慣習とかって、

「それって、そもそも必要?」

という視点がめちゃくちゃ大事です。

だって、不要なことをいくら上手くやっても意味がありませんから。

 

たとえば、お寿司屋さんの修行で「飯炊き3年握り8年」と一人前になるには10年くらいかかると言われます。

最初は洗い場や出前などお寿司を作ること自体とは別のことを『数年も』やらされるそうです。

素人からすると、バカらしいなと思いますよね?

それもあるのか、寿司職人を数ヶ月~半年で育てる学校というビジネスができています。

 

それで、ぼくが思うのは論文が最初書けないときに「自力でもがく期間」は不要だということです。

(もし最短最速で受からなくても良いという人は自力でもがくのは『修行』になって良いと思いますが。)

なぜなら、4S基礎講座を受ければ中村充先生が解法パターンを用意してくれていて、論文の書き方を超具体的に教えてくれるからです。

そのため、4Sを取れば自分でもがく必要はないんです。

 

実際にぼくは4S基礎講座を受けてから論文が書けるようになり、「自力でもがく」意味不明な期間は無くなりました。

 

「(答案を)見て盗め!」

「習うより慣れろ!」

「そういうもんなんです。」

とかそんなの普通におかしいです。

どこの職人の世界ですか。

 

しかも、職人の世界と違って、司法試験系は教えてもらう人が大金を払っていますし。

(ちなみに一説によると、寿司職人になるのに修業期間が10年以上かかるのは、寿司職人が増えすぎないようにわざと教えないようにしているという話もあるくらいです。)

 

とはいえ、ぼくが中村先生みたいに論文の書き方を教えられるかというと難しいので、みんな教えられないのをごまかしているだけかもしれません。

それだけやはり論文を人に教えるのは難しいです。

自分で書くのも難しかったんですから。

 

関連記事:4S基礎講座はまだ取るな!合格者が語る論パタの欠点【BEXA中村充の評判と口コミ】

 

それで、前置きが長くなったのですが、

「条文単位と論点単位は水と油か?」

という話ですが、そうではありません。

 

ぼくは条文単位の4S基礎講座と論点単位と言っていいアガルート重問講座を受講しました。

しかし、両方受講することで大きく力をつけることができました。

論文の成績は1500位台から3ヶ月半で合格圏に行き、その1ヶ月後の本試験も実際に合格しています。

 

令和2年予備論文試験成績

コロ助の2020年(令和2年)予備論文成績

令和3年予備論文試験成績

コロ助の2021年(令和3年)予備論文成績

 

普段の勉強でぼくがどんなふうに問題を解いていたかというと、重問を解くときも4Sを使い、条文単位で解いていました。

しかし、それでも論点知識もちゃんと身に付けていたんです。

 

どういうことかというと、あくまでも出発点は条文です。

もっと言えば、以下のように当事者特定、言い分からです。

ーーー

4S

1.当事者特定

2.言い分

3.法的構成

4.あてはめ

ーーー

 

そして条文の文言に当てはめていく中で

「ちゃんと文言に当てはまるかな?」

とか

「この文言は抽象的だけど、具体的には何のことを言うんだろう?」

と不都合が生じたら解釈論を展開します。

 

たとえば、民法177条の「第三者」について、当事者以外のすべての者を含めると不都合が生じてくるので、

「当事者及びその包括承継人以外のもので、登記の不存在を主張するにつき正当な利益がある者」

と解釈する必要があります。

 

この解釈論が論点だとぼくは思います。

つまり、あくまでも出発点は条文で、論点はあてはめの際に不都合が出た際に出てくるものというふうにぼくは捉えていました。

 

こんな感じで4Sを使いながら重問を解いて骨組みの4Sに論点知識の肉をつけて、メキメキと力をつけました。

そのため、「4S」と「伊藤塾やアガルート論文講座」は相乗効果が期待できます。

ただ、4Sのほうが圧倒的に初学者にやさしいので最初は4Sがおすすめです。

 

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実際に受けた!司法試験予備試験の予備校おすすめランキング【独断と偏見で徹底比較】

 

あと、

「インプットは伊藤塾の先生で、論文は中村先生の4Sというのは予備校をまたぐけど問題ないか?」

といったご質問もいただきましたが、問題ありません。

 

というのも、中村先生の論文講義は神だと言っていいですが、インプットは個人的にはイマイチだと思っているからです。

ただ、あくまでも「初学者向けとしてはイマイチ」という話です。

ある程度学習が進んでから聴いたときは考えが全然変わり、素晴らしいと思いました。

しかも、条解講義は一般的なインプット講義とは違うので、他校と同じように語るのがそもそもおかしいのかもしれません。

 

また、たしかに予備校をまたぐこと自体はできればないほうが良いとは思います。

しかし、

・インプットは伊藤塾の先生が素晴らしくて、中村先生はイマイチ

・論文は中村先生が素晴らしくて、伊藤塾の先生がイマイチ

であれば、仕方がないと思います。

ぼく達受験生としては、限られたリソースの中で最適な選択をするだけです。

 

ちなみに、ぼくは司法書士合格後に予備試験に進んだのでまったくの法律初学者から予備試験に挑んだわけではありません。

しかし、もし法律初学者から予備試験に挑戦するなら資格スクエアの「導入期プラン」だけを取って高野泰衡先生のインプット講義を受け、その後に中村先生の論文講義を受けるかなと妄想します。

伊藤塾の6割引きで伊藤塾の元トップ講師のインプット講義が受け放題なのは大きいです。

 

 

4Sの条文単位と伊藤塾・アガルートの論点単位についてのぼくの考えはこんなところです。

(とにかく初学者は黙って4Sを取ればよいし、論文が書けない受験生も4Sを取りましょう。)

ぜひ参考にしてみてください。

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