司法書士試験 合格

あともう少しで本試験です。

今この記事を読んでいるあなたは今日までものすごい努力をされてきましたよね。

これまでずっと頑張ってきたあなたを心から尊敬します。

そして頑張るのもあともうちょっと。

 

合格と不合格の天国と地獄の両方を味わったぼくの考えとしては、最後の最後に物を言うのはメンタルです。

今日は司法書士試験でベストを尽くすためのメンタルについて話していきます。

勉強の息抜きにでも読んでください。

不安は合格が近い証拠

本試験直前期で不安に押し潰されそうな人もいると思います。

受験生時代はぼくも本試験の日が近づけば近づくほど不安になり、どこかへ逃げだしたい気持ちになりました。

 

緊張するのは努力不足だからだ。

ちゃんと努力してきたなら自信がつくから不安にならない。

こうやって言う人がいますが、それはウソです。

 

不安は抱いて当たり前です。

そもそも不安にならない人はいません。

どんな人も大事な本番前には失敗したときのことを考えて不安になります。

 

特に本番に向けて準備を怠らずに努力してきたならなおさらです。

なので、不安を抱くことは普通だし、決して恥ずべきことではありません。

 

むしろ不安は努力の勲章です。

もし今あなたが猛烈な不安を感じているなら、それは猛烈な努力をしたからこそです。

ということはあなたの不安は合格がかなり近い証拠でもあります。

不安を抱いているあなたの合格がすぐそこにあるのは間違いなしです。

開き直れる人が勝てる人

本番に強い人と弱い人の違いを知っていますか?

それは開き直れるかどうかです。

 

本番に強い人は不測の事態に陥っても動じません。

開き直ります。

 

司法書士試験は本当に不確実な世界です。

突拍子もない問題を出されて驚かされることもあるでしょう。

 

しかし、そこで動じてはいけません。

驚いているのはほかの受験生も同じだからです。

みんなも同じなんだと思えれば開き直ることができるはずです。

 

また、司法書士試験の午後は全問解くには絶対的に時間が不足しています。

しかも毎年のように難問が出題されるので「絶対に解こう!」と一問にこだわって格闘しているとたいへんなことになります。

 

まず、一問にこだわっていると時間がなくて死にます。

ただでさえ時間がない試験なのに一問にこだわっていたらすぐにタイムアップです。

 

それに、一問にこだわっているとパニックになって死にます。

たとえ時間が残っていても

「できなかった」

「解けなかった」

というのがずっと頭に残ったパニック状態では、普段解ける問題も解けません。

 

難問が出題されるのは想定内ですが、ここで大事なのも開き直りです。

あなたほどの人が難しいと感じているのであれば、ほかの受験生はもっと難しく感じています。

しかも、どうせ全部は解けない試験です。

解けないのは当たり前なので開き直って飛ばしましょう。

>>【司法書士試験】ぼくがとった記述式の解き方はこれです。

自分を信じて

あなたのこれまでの努力は相当なものでしょう。

自分がやってきたことを見返してみてください。

計画表でもボロボロのテキストや問題集でも、何かしら「努力の跡」が見えるものを持っているはずです。

 

ぼくは毎日ノートにノルマを書いてノルマを潰したら赤線で消していました。

それに、テキストはボロボロになるまで使いました。

 

ぼくは目に見える努力の跡を持っていたので

「これだけやったんだからいける!」

と思って自信を持って本試験に臨みました。

 

「こんなにやってきたんだ!」

という自信は大きな力になります。

 

あなたは本当にそれだけやってきたんです。

テキスト・問題集に載っている知識は全部頭に入っています。

自信を持っていきましょう。

模試の結果はポジティブに

直前期の模試の結果は人それぞれですよね。

良い判定を出している人は大丈夫です。

その調子で本試験もやっつけましょう。

 

思うような結果が出ていない人も大丈夫です。

最後に勝てばいいんですから。

 

模試の結果はすべてポジティブに受け取りましょう。

詳しくは以下の記事を参照ください。

>>【結果は無視!】司法書士試験の模試を受ける本当の意味。【ベストを尽くそう】

強い気持ちを持って

司法書士試験合格者

試験本番では「知らない人が周りにいる環境」で「見たことがない初めての問題」を解くことになります。

ビビっちゃいそうな状況ですが、そこでひるんではいけません。

 

絶対受かる!

そういう強い気持ちを持ってください。

 

ぼくはいつも悲観的で自信がない小心者です。

でも勝負ごとになると100%勝つ気で闘ります。

 

勝負は勝たないとダメです。

勝負ごとにおいては「自分が勝つ!」という気持ちが勝利を呼びます。

 

司法書士試験は人生を賭けた大勝負です。

絶対に勝つ気持ちがあれば最後の1秒まで死に物狂いで頑張れます。

100%勝つ気で闘りましょう。

鏡の中の自分を見てみる

「絶対受かる!」

と思えない人も中に入ると思います。

そんな人は試験前にトイレに行って鏡に映った自分を見てください。

 

試験開始前はどうしても緊張してしまうものです。

そして、全然知らない人のことを見ると

「頭よさそうだな。」

と余計な想像をしてしまって緊張が高まります。

 

勝手に想像して勝手に不安になる。

そして自分を見失う。

そのように自分を見失っていたら勝てる勝負も勝てません。

では、自分を見失わないためにどうすればいいのでしょうか?

 

鏡を見ればいいんです。

鏡を見ると当然自分を見つめることになるので、鏡の中の自分を見て

「こわばってるな。」

「緊張してる顔だな。」

と自分を客観視することになります。

 

知らない人や馴染のない光景に囲まれるなどして、自分が置かれている状況を理解できないと人は不安になります。

鏡の中の自分を見ることで、自分の置かれた状況を客観視できるようになるので、緊張や不安が和らぐのです。

馬鹿らしいと思うかもしれませんが、効果は抜群です。

鏡を見るのは簡単にできることなのでぜひやってみてください。

「あいつが受かったんだから俺も!」

「司法書士試験合格」は自分が達成したことがないことなので合格するイメージがわきにくいと思います。

しかし、数百人の人が毎年合格しているのは事実です。

ということは、あなたも合格できます。

 

ぼくは司法書士試験に合格した年のこの時期、自分が受かる根拠を探すのに必死でした。

そのときの受かる根拠のひとつが「あいつができたんだから自分もできる!」というものです。

 

ぼくには東大・京大に受かった友達・先輩・後輩、公認会計士に在学中に合格した友達がいます。

「東大」、「京大」、「公認会計士」。

受かった試験だけを見ればものすごいやつらです。

 

でも友達として接してきたからか、不思議とすごいやつには思えません。

むしろ

「あいつが受かったんだからぼくも受かんじゃね?」

と思えてきます。

 

「あいつができたんだから自分もできる!」

というマインドは最強です。

 

あなたの周りにも「受かったやつ」はきっといます。

もし「受かったやつ」がリアルでは身近にいなくてもネットやSNSには必ずいます。

予備校講師やブログ・Twitterの人がぼくにとってのそれでした。

 

ぼくは「受かったやつ」を思いつく限り全部書き出しました。

今ノートを見返しても「松本先生」とか「田端先生」とかいろいろな人が書かれています。

「これだけたくさんの実在の人間が超難関試験に合格したんだからぼくも絶対に合格する!」

この思いは最後の最後までぼくの大きな支えになりました。

 

この記事を読んでいるあなたもいますぐノートに「受かったやつ」を書いてください。

たとえば、「コロ助」。

 

ぼくは「受かったやつ」ですが、ただの雑魚です。

法学部でまじめに法律の勉強に取り組んでいたのに行政書士試験に受かるのに3年かかりました。

 

ぼくなんて本当にたいしたことない人間です。

ぼくが受かったんだからあなたも受かります。

今年はあなたが受かる番です。

合格率4~5%のウソ

司法書士試験は合格率4~5%の試験。

これは有名です。

 

なので、4~5%という小さすぎる数字から「自分がその枠に入れるだろうか。」とあなたは不安なのではないでしょうか?

ぼくも不安の根源はこの小さすぎる数字だったのかもしれません。

でもこの「4~5%」って実際どうなんでしょう・・・。

 

司法試験の合格率は40%です。

単純に合格率だけを見て難易度を測れば司法書士試験は司法試験以上の難関です。

 

しかし、合格率だけで比べるのは違いますよね。

司法試験は法科大学院の卒業者か予備試験合格者のみが受けられる猛者だけの試験です。

 

一方で司法書士試験は誰でも受けられます。

そのため、司法書士は本当にいろいろな人が受けています。

当然合格から程遠い人もたくさんいるわけです。

 

 

ところで、予備校の司法書士試験講座を申し込んで全カリキュラムを消化できる人の割合を知っていますか?

なんと、たった2割です。

8割の人が何らかの理由で講義に来なくなるそうです。

(「8割」というと多い気もしますが、ぼく自身最初に不登法でつまずいて脱落してるので8割の人たちの気持ちはよくわかります。)

 

脱落したといっても、8割の人たちも最初は受かる気でいます。

なのでお試し受験をする人はたくさんいるでしょう(ぼくが「お試し」してから脱落したように)。

 

それに、司法書士は誰でも受けられるがゆえに、お仕事で忙しくて勉強時間が取れなかった人も

「とりあえず受けとくか。」

と言って受験だけはするという人もたくさんいます。

 

とにかく「本気の受験生」はほんの一握りです。

あなたは全科目の勉強を終了しました(この時点で2割の人)。

そして、何度も何度も反復学習をしている「超本気の受験生」です。

そう考えると、あなたの合格率は控えめに言って100%です。

さいごに

合格するのはあなたです。

今日まで死ぬほど努力してきたんだから自信を持ってください。

 

いつも通り自分の力を出しきって最後までやりきれば、きっとうまくいきます。

残りの期間と本試験。

最後までベストを尽くしてください。