司法書士試験 模試

司法書士試験も模試のシーズンに突入しました。

結果に一喜一憂してしまいがちな模試ですが、結果よりも大切なことがたくさんあります。

今日は結果よりも大切な「司法書士試験の模試を受ける本当の意味」について話していきます。

自分の現在地を確認する

テキストや過去問を何回も解いて実力がついたと自分の中では思っても、その実力が本物かどうか、どれくらい力がついているのかということはほかの人と比べてみるまでわかりません。

模試は全国の受験生が受けるものなので、自分の実力(現在地)を知るのに最適です。

合格圏内にいるのか、あともう少しなのか、全然実力が及ばないのか。

合格圏内にいれば、自信がつきこれまでのやり方に確信を抱け、これまでどおり頑張ろうと思えます。

合格圏内にいないのであれば、もっと頑張るか、これまでのやり方を見直す必要も出てきます。

いずれにしても、模試で自分の現在地を確認することはプラスにはたらきます。

なので、試験範囲の勉強を1周済ませたら定期的に模試・答練を受けて現在地を確認するのが理想です。

取りこぼしを確認する

模試で間違えることによって「知らなかった知識」と「知っていたけど定着していなかった知識」が明確になります。

なので、模試で自分の弱点を知ったらそこは徹底的に潰しましょう。

ただし、過去問で一度も出題されていない知識は無視してOKです。

未出の知識まで潰していたらキリがないし、コスパも悪すぎます。

ぼくは模試で間違えた既出の知識でオートマテキストに載っていないものは、テキストの余白に書いて普段の勉強で何度もインプット・アウトプットするようにしていました。

 

模試の復習のタイミングですが、試験が終わったらなるべく早くするのをお勧めします。

人間の記憶はだんだん消えていってしまうからです。

「エビングハウスの忘却曲線」によると、20分後に42%、1時間後に56%、1日後に67%、6日後には75%を忘れてしまうんですから恐ろしいですよね。

そのため、問題を覚えているうちに復習するのが理想です。

また、仮に間違った場合「畜生!」と思って「今度こそは!」となります。

そのように感情を伴った記憶はずっと残ります。

問題の内容のことだけでなく、問題を解いていたときの自分の心理(「どっちだったけ・・・」とか)も覚えていたほうがより強い感情が湧くので、そういう意味でも早く復習したほうがいいです。

以上のことから、時間が経つうちに復習の質が下がってしまうのでなるべく復習は早くしましょう。

午前の問題の復習は模試当日の昼休みにするのがベストです。

 

直前期の模試で重要論点を間違えれば落ち込みます。

自分は何をやってるんだ!

と。

でも、模試で間違えてもそこをきっちり復習すれば本番でそこは間違いません。

なので、間違えたらラッキーくらいの気持ちでいきましょう。

青空と草原

自分の最適を確認する

どういう順番で問題を解けば、速く正確に解けるのか。

それは本当に人それぞれです。

なので本試験までに模試が数回残されているのなら、解く順番をいろいろ試してみるべきです。

ぼくはもともと記述は不登法から解いていましたが、商登法のほうが得意で点がとりやすいと思ったので、商登法から解くことを模試で試みました。

解く順番を変えた当初は点数が落ちてしまいましたが、自分の実感としては悪くなかったのでそれ以降は商登法から解くようにしました。

本試験では商登法の記述で34点とれて、それだけで記述の基準点突破・逃げ切りができたので模試で試して本当によかったです。

ただ、午前の問題を解く順番も試しておくべきだったと反省もしています。

解く順番は可能な限り試して自分の最適を確認しましょう。

 

「自分の最適を確認する」という意味では、試験のほかにも確認すべきことがあります。

たとえばお昼ごはんです。

おにぎりにするかパンにするか、お弁当か。

量はどれくらいにするか。

お昼に何をどれくらい食べるかによって午後のパフォーマンスがかなり変わってきます。

何回か試した結果、ぼくの昼食はウィーダーinゼリー2個に落ち着きました。

おにぎりもパンも緊張しいのぼくには重いし、噛むのもめんどくさかったからです。

「お昼はナッツだけ!」というのも全然ありだと思うのでいろいろ試してみてください。

※ウィーダーなどのゼリーを試験当日に試験会場近くのコンビニで買おうと思ってもほぼほぼ売り切れているので事前に買って準備しておいてください。

初見の問題を解き、勝負勘を養う

過去問は解けるけど、模試は解けないという人が中にはいるようです。

それは模試が過去問で問われていない知識を出題するためだと思われます。

本試験でも過去問で問われていない知識が3割程度出るので、模試を解くことで初見の問題慣れするのは大事です。

初見の問題を見て頭にある知識から答えをひねりだす力(勝負勘)を模試で養うようにしましょう。

早く解き終えるようにする

本試験当日は模試とは比べ物にならないくらい緊張します。

緊張しすぎて問題が頭に入ってこなかったり、慎重になりすぎたり。

そうなると、問題を解くのにいつもより時間がかかってしまいます。

なので、模試を受ける際は目標より短時間で解くようにしましょう。

たとえば、ぼくは午後の択一は本試験では60分以内に解き終えたいというのがあったので、模試では50分以内に解くようにしていました。

「本試験では模試以上に解くのに時間がかかってしまう」ということを意識して模試を受けるようにしましょう。

本試験のシミュレーション

模試では試験時間が本試験と同じです。

試験会場も同じだということもあります。

なので、本試験のシミュレーションに模試ほど適した環境はありません。

ぼくは去年受けた3回の模試のうち2回は最適を確認するために試しましたが、最後の1回は試さずに本番だと思って受けました(昼食は3回目の模試も試しました)。

また、最後の模試は本番だと思って受けるので午前の問題の復習も昼休みにはしません。

「抜けてた知識を定着させる」という観点では午前の問題の復習は昼休みがベストですが、昼休みに復習すると午前のことが頭に残りすぎて午後の試験に支障をきたすことがあります。

そのため、本番のシミュレーションである最後の模試の復習は午前・午後まとめて試験の後にするようにしましょう。

 

朝何時に起きて何を食べるか。

何時に試験会場に着いて何をするのか。

お昼ごはんに何を食べるか。

前日の過ごし方も大切です。

シミュレーションをするのとしないのとでは結果が大きく変わってきます。

シカマル イメージトレーニング

NARUTO:奈良シカマル

ベストを尽くす

練習は試合のように、試合は練習のように

部活の先生がよく言ってました。

試合のように緊張感をもって真剣に練習に臨めばどんどん実力がつきます。

それに、練習で100の力が出せない人は試合でも100の力が出せません。

また、練習のように気負いすぎず気楽に試合に臨めば実力を発揮できます。

これはスポーツに限らず資格試験においても同じです。

模試(練習)のうちから本番のように100%勝つ気で闘りましょう。

模試が終わったらクタクタになって何もできなくなるというほどに。

そのくらい追い込んでやれば、間違いなく模試で戦闘力が上がります。

ドラゴンボール:ベジータさん

※全力を出し切った後に基礎戦闘力が限界値を超えるのはサイヤ人も地球人も同じです。

悪い結果は気にしない

ぼくは模試で悪い結果が出ても気にしませんでした。

模試は模試で、本試験は本試験だからです。

結果が悪くても「最後に勝てばいい。」といつも思ってました。

それに、結果以外のことに模試に意味を見出していたというのもありました。

「自分の現在地を確認する」、「取りこぼしを確認する」など結果以上に大切なことが模試にはたくさんあります。

 

逆にいい結果は自信にしていました。

ぼくは2017年に受けた最後の模試で初めて基準点と合格点両方を上回ることができました。

ぼくいけるわ!

と思い、その気持ちのまま本試験を迎えることができました。

「本試験までに間に合うか・・・。」という中で、この自信はぼくにはとても大きかったです。

 

客観的な結果は同じでも、その結果をどう受け止めるかによって気持ちが全然変わってきます。

常日頃から何事にもポジティブに反応しましょう。

まとめ:目的意識を持って模試を受けよう

模試ひとつを受けるにしてもたくさんの意味があります。

模試の効果を最大限にするために「どうして模試を受けるのか」ということを明確にして賢く模試を利用しましょう。

そして、以前の記事でも述べましたが、直前期は加速度的に実力が伸びます。

【閲覧注意】ぼくを強くした!ガチで司法書士試験に向き合った2016年の経験。

これは短期受験生ほど顕著です。

もうホントにギュイーンと伸びます。

なので、模試の結果が振るわなくても最後まで自分を信じてやりきってください。

司法書士試験模試のおすすめは?

直前期の模試は絶対に受けましょう。

とりあえず大手予備校の模試を受けておけば間違いありません。

大手の模試は受験者数が多いのでより正確で客観性の高いデータが得られます。

また、模試のクオリティも高いです。

伊藤塾

伊藤塾の全国公開模試はぼくも受けました。

2回セットで5000円は貧困受験生には有り難すぎます。

もちろん伊藤塾の模試なので質も高いです。

しかも試験会場が神奈川大学横浜キャンパスという本試験神奈川会場と同じ場所で受けることができるので、神奈川で受験する人は本番の緊張感に近いものを肌で感じることができます。

神奈川で受験する人はとりあえず伊藤塾ですね。

伊藤塾「全国公開模擬試験

LEC

LECは業界最大手の予備校です。

LECの模試も受験者数は一番なので、自分の現在地を確認するという意味では最も適しています。

また、「全国スーパー公開模擬試験〈第2回〉」に関しては6月17日(日)のみ、本試験東京会場と同じ早稲田大学で受験することができます。

※今年の本試験東京会場は早稲田大学のみのようです。

すでに全国スーパー公開模試を申し込んだ人でも外部会場への変更ができるようなので、東京で受験する人はぜひ早稲田大学で模試も受けてください。

LECの模試は受けたことがありませんが、ぼくが今年の受験生なら間違いなく6月17日のLEC模試は受けます。

LEC「公開模試

4月30日までなら公開模擬試験パックが2000円お得ですよ。

辰已

辰已の模試もぼくは受けたことがありません。

受験料は2回セットで14400円と伊藤塾の次に安いです。

しかも5000円のキャッシュバックがあるので実質9400円とさらに安くなります。

辰已は司法書士では後発ですが、「司法試験」の模試では辰已が一番です。

大手の中では人を大切にしている感があるし開示請求答案の分析もしてるので、そのうち司法書士でも辰已が来ると思います。

辰已「全国総合模試」

TAC(Wセミナー)

TACの模試は第3回を去年・おととし受験しました。

受けた理由は本試験2週間前の模試で安かったからだと思います。

TAC(Wセミナー)にはオートマやハイレベル問題集などいろいろお世話になりました。

教材だけでなく、模試・答練も完成度が高いのが売りです。

TAC(Wセミナー)「全国公開模試

どの模試を受けるか

どの模試を受けるかというのは悩みどころですよね。

安さでいえば伊藤塾と辰已ですが、6月の3週目に受験しておくことを考えると、LECとTACの模試も受けたいところです。

ちなみにぼくは伊藤塾(第1回・第2回)とTAC(第3回)を受験しました。

伊藤塾第1回「伊藤塾の全国公開模試を受けてきました。

伊藤塾第2回「制約と誓約。

TAC第3回「人生最後の司法書士の模試を受けてきました。

理由は伊藤塾が安かったこととTACは6月の3週目に受験できたからですが、それだけではありません。

リアリスティックの松本雅典先生の以下の記事を参考にしました。

LECさんとTAC/Wセミナーさんと伊藤塾さんと辰已法律研究所さんの司法書士試験の模試のお薦めの受け方

①LECさんと伊藤塾さん

②TAC/Wセミナーさんと辰已法律研究所さん

③LECさんと辰已法律研究所さん

④TAC/Wセミナーさんと伊藤塾さん

各予備校への批判も入るため,なぜこの組合せになるかの理由を記載することは差し控えますが,上記のいずれかの組合せがベストです。

きちんとした分析に基づくものですので,ご安心下さい。

松本 雅典

あとは以下のツイートです。

ぼくが今年東京で受験するなら伊藤塾の全国公開模試(第1回、第2回)とLECの全国スーパー公開模擬試験(できれば第2回のみ)を申し込みます。

費用・日程・組み合わせを考慮して、自分に合った模試を受けて本試験でベストを尽くせるよう備えてください。