司法書士試験独学記述の勉強法

前回の択一の勉強法に続き、今回はぼくがとった記述の勉強法を紹介します。

ぼくが記述対策に使用した教材は、オートマシステム記述式、リアリスティック記述式、オートマシステムひながた集、ハイレベル問題集記述式です。

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オートマシステム記述式

記述の勉強は、不登法は不登法の択一のテキストを読み終えてから、商登法は商登法の択一のテキストを読み終えてから始めました。

まず最初に手を付けたのがオートマシステム記述式です。

オートマの記述式は不登法が41問、商登法が30問と多すぎず少なすぎず、いい感じにまとまっており、これさえマスターしておけば記述はバッチリという構成になっています。

ぼくはオートマ記述式は毎日最低でも不登法2問、商登法1問は解いていました。

記述は苦手意識があったのでとにかくこのオートマ記述式をやりまくりました。

また、解くのは一日の勉強開始時です。

一番最後に記述を解くということをやっていたこともありましたが、結局記述まで手が回らず寝てしまうということが何度もあったので、勉強の最初に記述を持ってくるようにしていました。

なおオートマ記述式の不登法には「応用の部」がありますが、そこは難しすぎるので飛ばして構いません。

ぼくは先輩合格者にアドバイスされて「応用の部」は1回も解きませんでした。

山本浩司先生も「応用の部はやらなくていいんで基本の部を何回もやってください」と講義でおっしゃっているそうです。

なので、基礎が完璧になるよう基本の部をガンガンやりまくりましょう。

リアリスティック記述式

リアリスティック記述式は松本雅典先生の記述の解法が載っているテキストです。

ぼくはリアリスティックの解法でオートマ記述式とハイレベル問題集の問題を解くことによって、解法を自分のものにしていきました。

リアリスティックの解法が身につけば、うっかりミスが大きく減り解くスピードも格段に上がります。

 

司法書士試験に臨む人は何らかの解法を身につけてください。

解法を知らずに我流で解くのは危険すぎます。

たとえば、オリジナルで解いている人は問題を冒頭から読んでいませんか?

これはありえません。

先人が解法を作って開示してくれているんですから、こういった利用できるものは利用しちゃいましょう。

オートマシステムひながた集

オートマひながたは何の変哲もないひながた集です。

ほかのひながた集と比べるとひながたの数が若干少ないようですが、ぼくは十分だと思います。

ひながた集においても山本先生は「必要なものだけ」で厳選しているのかもしれませんね。

 

ぼくは直前期の4月からひながたを覚え始めました。

ちなみにひながたを覚える際はほとんど書いていません。

声に出していました。

オートマ記述式を解くときも答案構成用紙は書いていましたが、答案自体は脳内復元です。

これは「書いて覚える」という常識に反しますね。

たしかに「実際に手を動かして10回書く」のと「10回声に出す」のとでは書いたほうが覚えるかもしれません。

声に出しながら書けばもっと覚えはよくなるでしょう。

ただ、書くことの欠点は時間がかかりすぎることです。

逆に声に出すだけだと時間がほとんどかかりません。

なので、1回書く時間があれば何回も声に出すことができます。

そうだとしたら、書かずに声に出して覚えたほうが効率がいいのではないかと思い、ひたすら声に出してぼくはひながたを覚えていました。

ひながたを言えるようになれば、本試験でも申請書は書けます。

ひながたを声に出して覚えることは最強の勉強法ですが、これにも欠点が二つあります。

一つ目は声に出せても漢字が書けるとは限らないことです。

そのため、ぼくは苦手な漢字は何回か書いて覚えました。

二つ目は書くスピードの問題です。

午後の試験は時間がないので答案も速く書けるようにしておかなければなりません。

普段声に出しているだけで手を動かしていないと、いざというときに速く書けないという事態が生じます。

なので、試験超直前はオートマ記述式・ハイレベル問題集の答案は実際に書くようにしていました。

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記憶するときのコツ

声に出して覚えることは最強の勉強法ですが、もっと効果的に覚えるコツがあります。

それは歩きながら声に出すことです。

さとしくん
歩きながら覚えるなんて気が散っちゃうよ!

そう思う人もいますよね。

しかし、歩きながら覚えるのは「シンクロ・マッスル学習」と呼ばれ、医学的に効果が証明されている学習法です。

有名な『ドラゴン桜』でも歩き回りながら勉強しているシーンがあります。

ひながたを覚えるのに限らず、ぼくも何かを覚える際は歩きながら勉強していました。

というか、今も認定考査対策として要件事実を声に出して覚えています。

なので歩きながら勉強するのはおすすめです。

 

そうはいっても、自習室や図書館で勉強している人は歩きながら勉強するというのは難しいですよね。

でも、とりあえず立ち上がりましょう。

「立ち上がる」だけでも脳がクリアになるとメンタリストDaigoさんが言っています。

15分に1回は立ちあがったほうがいいそうです。

ハイレベル問題集記述式

ハイレベル問題集は受かった年の本試験2週間前に購入してやりました。

買った理由は本試験形式の記述の問題演習をしたかったからです。

(オートマ記述式はとてもいい問題集ですが、形式が本試験のものとは若干違うので実戦力をつけるという意味では限界がありました。)

ハイレベル問題集を毎日1問は解き、実戦感覚を養いながら本試験に備えました。

受かった年と受からなかった年の違いの一つはこの問題集をやったかやらなかったかです。

本番形式の初見の問題を解くことによって「慣れ」を作ることができたので、ハイレベル問題集はやってよかったです。

さいごに

司法書士試験は運に左右される試験だと言われます。

そう言われるのは記述の存在が大きいです。

記述試験では、初見の長い問題を限られた時間で解かないといけません。

しかも、たったひとつのミスが致命傷になりえます。

ぼく自身択一は本試験でも高得点を出せる自信がありましたが、記述はどうなるか本番までわからず最後まで不安を抱えていました。

そして試験本番は不登法で爆死し、今年はもう終わったと思いました。

結果的にはほかの人も不登法ができていなくて、基準点を上回ることができたのですが。

 

忘れてしまいがちですが、前提として頭に入れないといけないことは司法書士試験は相対評価だということです。

試験中に難しい問題が出題されて思うように解けなかった場合、ほかの受験生も大概解けていません。

そうすると、基準点は下がります。

それに記述の基準点はもともと択一より甘めです。

なので試験中に難問に遭遇したときは開き直っちゃいましょう。

解けるところだけを着実に抑えていけばいいんです。

そうすれば受かります。

 

あと、重要なのは日頃の努力です。

運に左右されるのは問題の形式上仕方がありません。

しかし、運の要素が占める割合は日頃の努力で減らすことができます。

なので、普段からできることをやって本番を迎えられるようにしましょう。

そして何度も言いますが、最後の最後は開き直りです。