こんにちは、コロ助です。

今回は司法書士試験択一に過去問は必要かという話です。

「そんなの必要に決まってるじゃないか!」

という声が聞こえてきそうです。

たしかに合格体験記には「過去問を10回回して合格した!」という人もいますし、「過去問の大切さ」を強調されている人もたくさんいます。

受かるために過去問を何回も解くのはこの試験の常識かもしれません。

しかし、ぼくの結論を言うと司法書士試験択一に過去問は必要ありません。

ぼくの経験(オートマテキスト)

以前ブログにも書きましたが、ぼくは過去問題集を買ったものの結局手が回らず、ひとつも触れることができませんでした。

折り返し地点に来ました。

しかし、それでも択一は基準点に36点上乗せして合格しました。

解いた過去問は、オートマテキストに載っている問題だけです。

「過去問解いてるじゃないか!」

と言われそうですが、ごもっともです。

たしかにぼくは過去問を解きました。

ただ、オートテキストに載っている過去問でぼくが繰り返し解いていたものは、オートマテキストに文章として書かれていないもので、重要論点を学ぶために解いていました。

もし、その重要論点が文章としてテキストに載っていたら過去問は何度も解いてません。

オートマテキストの弱点として網羅性の低さが挙げられますが、オートマテキストは付属している過去問で弱点をカバーしていたともいえます。

その点、ほかのテキストであれば、網羅性はオートマテキストに勝るものばかりでしょうからやはり過去問は必要ありません。

テキストこそ至高

ぼくが過去問を使わずにうまくいったという経験以外に、「過去問が必要ない」と思う理由としてテキストの存在があります。

テキストは本当に素晴らしい教材です。

試験で出題されることは条文・判例

そもそも本試験で出題される知識は条文と判例が元になっています。

その条文・判例が手を変え品を変え、毎年出題されているわけです。

つまり、条文・判例の知識がしっかり身についていれば本試験で合格できます。

過去問をやるのはたいへん

「過去に出題された条文・判例は再び出題されるであろうから過去問をやる」という考えはまっとうです。

ただ、過去問をやるといっても平成の問題を解くだけでも29年分もあります。

1周させることを考えるだけでも目が回りそうですし、何回も回すと一体いくら時間がかかるのか。

ぼくにはとても無理だし、多くの人にとってもたいへんでしょう。

テキストには条文・判例がまとまっているいるから効率的

過去問をやるのはたいへん。

そこで、テキストです。

過去問と同じようにテキストはみんなが持ってますよね。

過去問をやる人も、まずはテキストから入るのではないでしょうか。

そんなみんなが持っているテキストは、過去問を分析して作られているものです。

過去問に出題された条文・判例を体系的にまとめたものがテキストであるといえます。

過去問だったら論点の重複があり(たとえば〇年で解いた論点が△年で出る。)、同じところを解く分時間がかかる上、記憶の整理に支障が出ます。

それに対してテキストは、誰かが苦労してまとめているだけあって実にムダがありません。

なので速く回せるし、頭がごちゃごちゃせず記憶の整理もしやすいです。

そうであれば、過去問を一つひとつ解いていくのではなく、せっかく誰かがまとめてくれたテキストを完璧に近づけたほうが合格するのに手っ取り早くないでしょうか。

抽象的に理解することで未知の問題から答えを出す力がつく

過去問の知識は繰り返し出題されますが、同じ形で出題されるのはまれです。

なので、同じ知識を問われていても出題の仕方が違えば、答えられないこともあります。

そのため、過去問を完璧に解けるようになったからといって、同じ知識の問題が本試験でも解けるとは限りません。

テキストの場合、書いてあることは過去問と比べると抽象的です。

その抽象的なことを理解することによってあらゆる問題に対応できる力がつきます。

これまで出題されたことのないような問題に対処できる応用力を身につけられるという点においても、過去問よりテキストのほうが優位性があるといえるのではないでしょうか。

それでも過去問は大事

ぼくはテキスト派です。

それでも過去問は大事だと思います。

過去問の必要性を感じて、実際ぼくは過去問題集を買いました。

過去問が必要だと思った理由は主に二つ。

一つ目は、午後択一は速く解かないといけないため、問題演習をして解くスピードを上げたかったことです。

午後は択一と記述を3時間で解かないといけないので、午後択一はスピード勝負です。

【司法書士試験】午後択一はスピード勝負。勇気を持って前に進もう。

ぼくは記述が苦手なので50分で午後択一を解くのが目標でした。

50分という短時間で解くにはただ単に正確な知識を有しているだけでなく、「問題を見て素早く答えを出す力」が必要になります。

その力を過去問を解いて養おうと思ったわけです。

過去問が必要だと思った二つ目の理由は、点が伸び悩む民法を強化したかったことです。

民法はテキストを読んで理解しているつもりでも、2016年はなかなか点数に結び付きませんでした。

【民法を最強の武器に!】ぼくがとった民法対策はこれです。【司法書士試験独学】

テキストだけで点がとれないのであれば、過去問を解くことによって実力をつけようと思った次第です。

商法・会社法、憲法、刑法の過去問も購入しましたが、それらは「ついで」です。

「手が回ればやろう」くらいに考えていました。

 

本試験で速く正確に問題を解くことを考えれば、本試験と同じ形式である過去問はアウトプットの貴重なツールです。

そのため、過去問が大事であることはぼくもよく理解しています。

おすすめ過去問

過去問は貴重なアウトプットのツールです。

そうはいっても、前述のとおりすべてやるのはたいへんすぎます。

また、長い解説もためになりますが、基本的にテキストに載っていることなので迂遠です。

そんなたくさん解けないし、長い解説もめんどくさい!

そこでおすすめなのが『オートマ過去問』です。

『オートマ過去問』は、「コレだけ!」と山本浩司先生らオートマ実行委員会が集めた必要な問題から構成されています。

解説もピシッとまとまっているのでガンガン回せます。

オートマテキストを使っている人はもちろん、過去問に費やす時間と労力は最低限に抑えたいという人はどうぞ。

おすすめ記事過去問以外にもぼくが使用した教材についてまとめてみました。

【保存版】司法書士試験独学でぼくが使用したテキスト・問題集まとめ。 

まとめ

効率を考えれば体系的にまとまったテキストを何回も回したほうがいいですし、力も短期間でつきます。

ぼく自身、過去問に手を出していれば、試験までに記憶の定着が間に合わず、間違いなく落ちていました。

逆に言えば、過去問をスッパリ切ることができたから合格できたといえます。

そういうことなので、

択一の過去問は時間がある人は解けばいいけど、時間がない人はテキストをやりまくればいい。

というのが結論です。

もちろん過去問をやるのは大事なことです。

上位合格を目指すのであれば、なおさら過去問は重要だと思います。

しかし、限られた時間で合格最低点をとるのであれば、テキストに重点を置き、過去問は最低限にとどめるべきです。

 

と、ぼくの自論を語ってきましたが、過去問をガンガン解いて合格している人が多いのも事実です。

というかむしろ過去問を解かないほうが異端です(今のところは)。

とにかく勉強法はいろいろあるので、ぼくの考えも参考にしつつ自分に合ったやり方を見つけてみてください。

合うやり方は本当に人それぞれです。

おすすめ本

勉強法に関する本はいろいろ出てるので片っ端から読んでいくのをお勧めします。

テキスト派(5ケ月合格法)

  • 過去問を解かない
  • テキストでインプットとアウトプットをする

というぼくの勉強法は赤と黄色の『5ケ月合格法』を参考にしまくりました。

改めて読み返してみましたが、良書です。

予備試験もこの勉強法で挑みます!

過去問派(7カ月合格法)

過去問を何回も回して合格する勉強法もあります。

本書は勉強法を模索しているときに『5ケ月合格法』より先に読みました。

内容は過去問至上主義で、正直おもしろいです。

著者の柴田幸さんのすごさにも圧倒されます。

自分も努力して過去問をやりまくればいけそうな気もしましたが、ちょっとまねできないとも思いました。

中道派(非常識合格法)

「非常識な合格法」を期待して読むと拍子抜けします。

しかしながら、とにかく内容が細かいところまで網羅的にまとまっている良書です。

読んでよかったと思える一冊なので本書もぜひどうぞ。

なお以前の記事でも紹介しましたが、本書が無料でプレゼントされる企画が毎月クレアールで行われています(過去にプレゼントされた人は対象外です)。

【先着100名】クレアールの資料請求をすると『司法書士試験 非常識合格法』がもらえる!【追記あり】

これだけ中身の詰まったが本が無料なんて話はめったにないので、とりあえずこの本だけはタダでゲットしておきましょう。

特に予備校を利用しないまったくの独学だという人は、司法書士試験の概要をつかむために、勉強の指針を立てるために一度は読んでおいたほうがいいですよ。

【クレアール公式】大反響!「司法書士試験 非常識合格法」書籍をプレゼント!

さいごに

やみくもに勉強するのではなく、学習法・脳科学などの本をまず読んでから勉強をスタートさせるのを強くお勧めします。

勉強をしないで本を読むと遠回りをしているようですが、勉強法を固めてから勉強したほうが近道です。

まだ自分の勉強法が固まっていない人はテキスト派や過去問派に偏らず、幅広い勉強法に関する本を読んでみましょう。

ただし、読書ばかりのノウハウコレクターにだけはならないようにしてください。

結局力がつくのは地道な勉強だけです。