【基本不要!】司法書士試験予備校中上級講座まとめ【比較・評価】

あなたは司法書士試験の中上級講座を検討してこの記事に来たのではないでしょうか。

しかし、司法書士・行政書士・宅建に22歳までに合格し、司法試験予備試験にも受かっているぼくは

「司法書士の中上級講座は基本的に要らない。」

と思っています。

詳しくは下記記事にある通りです。

>>【ここだけの話】司法書士予備校の中上級講座は不要説。【答練は?】

 

とはいえ、それでも中上級講座を受講したい人もいると思います。

そこで、この記事では書く予備校の中上級講座をまとめました。

 

おすすめ講座はその人によります。

もっとも、伊藤塾とクレアールが特に安くなってるのでそこが狙い目です。

 

あとアガルートは、

  • 三枝りょう先生
  • 海老澤毅先生

という大手予備校で看板だった講師が参画して中上級講座を作っているので目が離せません。

 

一番は講師との相性なので、体験講義を聴いて決めてください。

 

では、各講座を紹介します。

載せてる価格は基本的に通信講座のものです。

>>今すぐ伊藤塾中上級講座について詳しく知りたい人はこちら【最大40%OFF!!】

40%OFFは8月31日までの期間限定です。

伊藤塾

伊藤塾には主に「プラクティカルコース」と「アドバンスコース」があります。

プラクティカルは高橋智宏先生、アドバンスは宇津木卓磨先生がメインです。

 

高橋先生はYouTubeで拝見したことがありますが、基本をすごく大事にされている方で、過去問を手を広げて解かない考えにはすごく共感しました。

 

宇津木先生の良い評判もたくさん聞きます。

追い込みジム1期生のゆうこさんは宇津木先生の講座を受講して1回で合格しました(2回目合格)。

>>ゆうこさんの合格体験記を読む。【物凄い努力で2回目合格!】

 

伊藤塾の中上級講座について当記事で書ききれなかったことを下記記事にまとめました。

公式サイトには載っていない実体験に基づくものばかりです。

そのため、(内容が少し古いものもありますが)ご覧ください。

>>【実際に受講した】伊藤塾の中上級講座を話します。【司法書士予備校評判】

 

肝心の価格ですが、以下の通り8月31日まで40%OFFです。

  • アドバンスコース  :398,000円→238,800円
  • プラクティカルコース:348,000円→208,800円

 

ちなみにアドバンスもプラクティカルも答練が含まれた価格です。

伊藤塾の答練は記述の解説は山村先生なので山村式答案構成が学べるのも魅力です。

 

お得感満載ですが、あなたに合うかはわからないので決める際はよくホームページを読んで体験講義も視聴してください。

>>伊藤塾の中上級講座について詳しくはこちらから【公式HP】

LEC

LECは司法書士試験界で最大の予備校です。

看板講師の海野先生、根本先生、森山先生は実力者でたくさんの合格者を輩出しています。

 

そして、LEC中上級講座は以下の3講座が有名でそれぞれ看板講師が担当しています。

 

そして各講座の対象は以下の通りです。

  • 実践力PowerUp講座     :本試験で15問程度正解の方
  • Vマジック攻略講座       :本試験で20問程度正解の方
  • パーフェクトローラー講座:本試験で25問程度正解の方

 

どの講師も評判で実力は申し分ありません。

そして根本先生はわかりやすいと評判をリアルな友人からも聞きました。

 

ただ、YouTubeを拝見したところ根本先生は

「過去問未出の知識は模試や答練で補うべし」

という考えを持たれていると思います。

 

これは

「過去問未出知識は模試や答練の復習では捨てろ!」

というぼくの意見と明確に異なります。

 

ぼくが過去問未出式を捨てるべきと思うのは、コスパが非常に悪いからです。

というのも、過去問未出知識を拾っていけばキリがないし、そのキリがない中で実際に試験に出題されるものは多くありません。

しかも、過去問未出知識は既出知識と違って正答率も低いので合否には大きくは影響しません。

とにかく過去問で出たことをきっちり抑えて、未出知識はテキストの範囲でやればいいんです。

 

実際にぼくの教え子ではLECの模試や答練で高得点を叩き出すすごい方がいました。

ただ、過去問未出知識も含めて模試や答練の復習をやって、本試験では伸び悩んでしまったんです。

ぼくは本当にもったいないと思ったし、悔しかったです。

 

ちなみにLECの講座も8月21日までお得になっています。

  • 実践力PowerUp講座   :499,000円→419,000円
  • Vマジック攻略講座     :449,000円→369,000円
  • パーフェクトローラー講座:398,000円→348,000円

 

LECは他校と比較すると若干高いですが、内容を考慮すると決して割高ではありません。

受講者数・合格者数が多いのがその証拠です。

講師や教材等は間違いないので、ご自身の相性で決めてください。

>>LECの中上級者講義について詳しくはこちら【公式HP】

TAC(山本プレミアム上級本科生)

『オートマテキスト』で合格したぼくは『オートマテキスト』で十分だと思ってるので、

「『オートマプレミア』で進めていく本講座はいるのかな?」

っていうのがあります。

 

プレミアはページ数が少ないので、

「情報量的にメインに据えて良いテキストなのかな?」

とも思います。

 

しかし、ページ数が少ないのは「中上級者向けで解説が少ないから」というのが理由の一つです。

ある程度理解してる人ならプレミアの解説でも十分だと思います。

そして余計な解説がない分一周を早くできるため、直前期に向いてる面もあります。

 

また本講座の趣旨は、科目を横断した思考訓練をすることで応用力を身に付ける点にあります。

単に知識の横断整理をするのではなく、山本先生の「思考訓練」で最強の応用力が身につきそうです。

 

ちなみに価格は264,000円で、大手の中では安いです。

しかも、8月31日まで早割があります。

  • 早割受講料:212,000円
  • 特別再受講割引受講料:181,000円

 

ただ、演習がなく答練も別売りなので一概に比較はできません。

また、教材は別途購入する必要があります。

 

山本先生は司法書士試験界の尊師であり、なんだかんだ一番すごい人です。

そんな山本先生の中上級講座が気になる人はこちらからどうぞ。

>>山本プレミアム上級本科生について詳しくはこちら【公式HP】

クレアール(中上級パーフェクトAコース)

クレアールは4大予備校以外でもっとも実績がある予備校です。

ぼくの同期にもクレアール出身が6名はいました(そのうち2人は一発合格者です)。

「6名は少ない!」と思うかもしれませんが、そもそも受講生が少ないので大手と比較しても引けを取らないと思います。

詳しくはぼくが書いたこちらの記事をどうぞ。

>>【知らなきゃ損!】クレアール司法書士講座を徹底解説【評判・口コミ】

 

Bamiiさんの体験談もご覧ください。

>>【択一六法は難しい?】クレアール司法書士講座の体験記byBamiiさん【評判】

※一個人の体験に基づくものです。

 

クレアールの特徴は安さとその価格のわりにありすぎるボリュームです。

まず、通常価格は320,000円ですが、7月割引で134,400円と最安値レベルです。

 

ちなみにクレアールはさらに安く受けられる裏技があります。

「ヤル気コメント」をしたら受講料がさらに1万円OFFです。

ほかにも中級、中上級、上級対象コースは「リベンジ宣言」もすることで5,000円OFFになります。

そうすると、わずか12万円に収まります。

 

そして講座の内容はこのボリュームです↓

クレアール中上級講座(1)

 

こんなに詰まってて13万円だと不安になるかもですが、合格体験記が毎年相当数書かれているので安かろう悪かろうではないと思います。

>>【一発合格者続々】クレアールの合格体験記はこちら

※合格体験記はどの予備校も忖度(そんたく)があるので、それを前提に読んでください。

 

ちなみに、ボリュームのある講座ですが、やる範囲自体は狭いと思われます。

クレアールは「手を広げずに繰り返す」方針を掲げてるからです。

ぼくも学習範囲を絞って、重要な部分を繰り返すのが最速最短で合格できると思ってるので、クレアールの方針には激しく同意します。

 

それから、クレアールは択一六法が有名で評判が良いです。

司法書士受験時代に六法を使わなかったぼくにはとても使いこなせそうにありませんが、使いこなせる人には良い教材になるでしょう。

>>【非常識?】司法書士試験に六法が必要ないたった1つの理由。【使い方とおすすめ】

 

さらに1コマあたりの講義時間が短いのも、まとまった時間が取れない人がスキマ時間を活用できてとても良いです。

あと、目標年に合格した場合はお祝い金として5万円がもらえるのもうれしいですよね。

「合格すれば実質7万」はこの内容にしては恐ろしく安いです。

クレアールはコスパが高いのは間違いないのでぜひご検討ください。

>>【割引あり!】クレアールの中上級コースについて詳しくはこちら【公式サイト】

 

なお、クレアールは『非常識合格法』という勉強法の本を出しており、資料請求すると無料でもらえます。

 

本書の内容は特に非常識ではありません。

しかし、勉強ノウハウや受験生活の送り方、科目別対策などすごくためになる内容ばかりで受験指導をしている今でもぼくは繰り返し読んでいます。

無料でもらえるので、もらわない理由はありません。

クレアールが気になる人も気にならない人も資料請求して本をタダでゲットしましょう。

 

資料請求の方法は下記記事に画像を3枚使ってわかりやすくまとめました。

>>【先着100名】クレアールの資料請求をすると『非常識合格法』がもらえる!【1分でOK】

※できる人はすぐ行動します。

アガルート(演習総合カリキュラム)

アガルートは司法試験界のカリスマ講師である工藤北斗先生が作った予備校です。

新興ですが、模試や本試験会場にはアガルートのテキストを持った受験生がかなりおり、司法試験では今勢いのある予備校です。

実際にぼくは予備試験受験時に1534位のダメダメ受験生でしたが、アガルートを受講しだしてから3ヶ月で合格圏内に行き、見事合格しました。

 

新興のアガルートが司法試験界で勢力を急拡大させることができているのは「良質な講義や教材」をオンラインの強みを活かして「リーズナブルな価格」で提供していることにあります。

ぼくもアガルートの格安講座で一気に点数が跳ねました。

 

そして、司法書士試験でも以下のような「大手で活躍していたトップ講師たち」が続々と集結しており、今後勢力を急拡大させていくでしょう。

  • 小玉真義先生(元辰已)
  • 三枝りょう先生(元LECなど)
  • 海老澤毅先生(元辰已など)

 

そして、アガルートの中上級講座は三枝先生と海老澤先生といった実力派が担当しますが、価格はわずか173,800円です。

そんな有名講師がいて、模試や8回の答練が付いています。

 

また、アガルートでは合格すれば

  • 受講料全額返金
  • 合格お祝い金3万円

となっています。

これはもう最高に太っ腹といえるし、合格したときにこれだけ返ってくればモチベーションも上がりますよね。

 

ちなみに、アガルートは月に1度のホームルームという学習継続のための面白い制度もやっています。

予備校の名前で講座を選ぶ時代は終わったので、気になる人はぜひどうぞ。

>>アガルート中上級講座の公式サイトはこちら

最後に:ぼくは中上級講座パックは取らない

ぼくが中上級講座を取るかと言われたら微妙です。

少なくともパックは取りません。

取るのであれば、(中上級とは限りませんが)以下のような記述の単科講座くらいです。

>>リアリスティック記述講座

>>アガルート記述解答力完成講座

 

ぼくの場合は、択一は安定して高得点が取れました。

一方で、記述はイマイチでした。

なので、記述を盤石にするために誰かプロから解法を学んで自分で演習します。

 

リアリスティック記述講座については、ぼくは『リアリスティック記述式』という以下の2冊の書籍で記述解法を勉強してめちゃくちゃよかったのでそれで十分にも思います。

しかし、講義だとさらに得られるものがあると思うし、「最新の解法」を得られるので、記述講座の筆頭候補です。

 

(といっても、リアリスティック記述式は2020年に改訂され、その時点での最新の解法が詰まっています。

書籍からでもエッセンスは得られたし、ぼくはめちゃくちゃ満足できました。

あの中身で4,000円はマジで安いです。)

 

※ぼくが運営する司法書士試験コミュニティ「追い込みジム」での『リアリスティック記述式』に対する反応

追い込みジムとリアリスティック

 

(10月開講予定の)アガルート記述解答力完成講座は松本先生の解法とは違う小玉先生の解法(よりスピード重視)が学べます。

松本式は正確性に長けており、上述の通りすごく満足していました。

ただ一方で記述が5分・10分足りず、時間内に終わらないということがぼくは毎回ありました。

そのため、小玉式を学ぶことで自分が持ってる松本式解法をさらに良いものにできるのではないかという考えがあります。

 

小玉先生のこの講座は「知識習得編」と「解法編」に分かれていますが、知識は特に問題ないぼくは「解法編」を主に受講すると思います。

(それぞれの編を分けて購入できないので元を取るために「知識習得編」もガッツリ受講するという考えもあるかもしれませんが、お金ではなく、時間や効果を大切にすべきです。また早く受かればそのぶん稼げるし、結局お金もついてきます。)

 

ただ、書きやすい登記例があれば、それも吸収していきます。

ちなみに、小玉先生も解法本『超速解』を出されていますが、アガルートに移籍してからは出版されていません。

 

あと、体験講義は必ずします。

ぼくはリアリスティック記述の『書籍』はすごく相性が良かったですが、

「『講義』だと松本先生ちょっと違うな~。」

ということもありえるからです。

高いお金と相当な時間を費やすのでここはめんどくさくてもぼくはちゃんとやります。

 

単科はパックと比べると割高に思うかもですが、本当に必要なやつだけを受けることを考えたら、自分に適さないやつも詰まってるパックより何だかんだお得です。

特に中上級者なら自分に必要なものは限られてると思います。

中上級者ほど自学自習で伸びるので、予備校には「依存」せずに必要な限度で「利用」していってください。

 

※この記事を見た人は以下の記事も読んでます。

>>記述で時間切れの人がアガルート小玉講座を取るべき3つの理由【司法書士試験】