司法書士試験の中上級講座を検討してる人もいると思いますが、ぼくが基本的に要らないと思うのは以下の記事にある通りです。
>>【ここだけの話】司法書士予備校の中上級講座は不要説。【答練は?】
そして、おすすめ講座はその人によります。
しかし、伊藤塾とクレアールが特に安くなってるのでそこが狙い目かなと思います。
あと、アガルートの小玉先生の記述講座も素晴らしいです。
一番は講師との相性なので、体験講義を聴いて決めてください。
では、各講座を紹介します。
載せてる価格は基本的に通信講座のものです。
>>今すぐ伊藤塾中上級講座について詳しく知りたい人はこちら【最大30%OFF!!】
Contents
伊藤塾
伊藤塾には「スタンダードコース」と「アドバンスコース」があります。
中級のスタンダードは北谷先生で、アドバンスは宇津木先生です。
ぼくの合格同期の話によると、北谷先生の講義は
「ちょっと頼りなさがある」
「歯切れの悪いところがある」
そうです。
しかし講義の予習をしっかりしており、
「知識量は伊藤塾で1番!」
とのことも言ってました。
その方によると、宇津木先生より北谷先生のほうがいいそうです。
また、宇津木先生の中上級を取るんだったら、LECのパーフェクトローラーがおすすめとのことです(その方は合格した年にパーローを取ってました。)。
ただ、宇津木先生の良い評判もたくさん聞きます。
宇津木先生の講座を受講して合格された方が追い込みジム1期にいました。
現役ジム生でも宇津木先生の講座を受講中でメキメキと力をつけてる方もいます。
なので結局は受験生の相性です。
伊藤塾の中上級講座について当記事で書ききれなかったことを下記記事にまとめました。
公式サイトには載っていない実体験に基づくものばかりなのでよかったらご覧ください。
>>【実際に受講した】伊藤塾の中上級講座を話します。【司法書士予備校評判】
肝心の価格ですが、
- スタンダードコース:438,000円
- アドバンスコース:398,000円
となっています。
ちなみにスタンダードもアドバンスも先ほど紹介した伊藤塾の答練が含まれた価格です。
お得感満載ですが、決める際はよくサイトを読んで体験講義も視聴してください。
>>伊藤塾の中上級講座について詳しくはこちらから【公式HP】
LEC
LECは司法書士試験界で最大の予備校です。
看板講師の海野先生、根本先生、森山先生は実力者でたくさんの合格者を輩出しています。
特に根本先生はキャラが濃く、ファンがいる一方でアンチもいるようです。
でもぼくは万人受けするより、合う人にはとことんハマる講師が一番だと思ってるので根本先生のような講師はすばらしいと思います。
また、LECの「実践力PowerUp講座」と「パーフェクトローラー講座」は有名ですね。
実践力PowerUp合格パックが伊藤塾でいう中級、パーフェクトローラー合格パックが中上級です。
そしてLECの料金はこんな感じです。
- 実践力PowerUp合格パック:479,000円
- パーフェクトローラー合格パック:398,000円
LECは他校と比較すると若干高いですが、内容を考慮すると決して割高ではありません。
受講者数・合格者数が多いのがその証拠です。
講師や教材等は間違いないので、ご自身の相性で決めてください。
>>LECの中上級者講義について詳しくはこちら【公式サイト】
TAC(山本プレミアム上級本科生)
『オートマテキスト』で合格したぼくは『オートマテキスト』で十分だと思ってるので、
「『オートマプレミア』で進めていく本講座はいるのかな?」
っていうのがあります。
プレミアはページ数が少ないので、
「情報量的にメインに据えて良いテキストなのかな?」
とも思います。
しかし、ページ数が少ないのは「中上級者向けで解説が少ないから」というのが理由の一つです。
ある程度理解してる人ならプレミアの解説でも十分だと思います。
そして余計な解説がない分一周を早くできるため、直前期に向いてる面もあります。
また本講座の趣旨は、科目を横断した思考訓練をすることで応用力を身に付ける点にあります。
単に知識の横断整理をするのではなく、山本先生の「思考訓練」で最強の応用力が身につきそうです。
ちなみに価格は264,000円で、大手の中では安いです。
ただ、演習がなく答練も別売りなので一概に比較はできません。
また、教材は別途購入する必要があります。
あと、質問メールも回数制限があるのはイマイチですね。
予備校を利用する最大のメリットの一つは疑問点を解決できる質問制度です。
それなのに回数制限があると
「あと〇回しか質問できない。」
「まだ受講期限も残ってるし、これからのために残しておこう。」
と計算して、質問したいときにできなくなります。
※オートマ講座の質問回数制限はなくなったようです。
とはいえ、山本先生は司法書士試験界の尊師であり、なんだかんだ一番すごい人なので中上級講座も良いものだと思います。
>>山本プレミアム上級本科生について詳しくはこちら【公式サイト】
クレアール(中上級パーフェクトAコース)
クレアールは4大予備校以外でもっとも実績がある予備校です。
ぼくの同期にもクレアール出身が6名はいました(そのうち2人は一発合格者です)。
「6名は少ない!」と思うかもしれませんが、そもそも受講生が少ないので大手と比較しても引けを取らないと思います。
詳しくはぼくが書いたこちらの記事をどうぞ。
>>【知らなきゃ損!】クレアール司法書士講座を徹底解説【評判・口コミ】
Bamiiさんの体験談もご覧ください。
>>【択一六法は難しい?】クレアール司法書士講座の体験記byBamiiさん【評判】
※一個人の体験に基づくものです。
クレアールの特徴は安さとその価格のわりにありすぎるボリュームです。
まず、価格は(12月割引で)127,500円と最安値レベルです。
ちなみにクレアールはさらに安く受けられる裏技があります。
「ヤル気コメント」をしたら受講料がさらに1万円OFFです。
ほかにも他資格割などお得な制度が多数です。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
>>【悪用厳禁】クレアールのお得な割引制度はこちら【公式サイト】
そして講座の内容はこのボリュームです↓
こんなに詰まってて12万円だと不安になるかもですが、合格体験記が毎年相当数書かれているので安かろう悪かろうではないと思います。
※合格体験記はどの予備校も忖度(そんたく)があるので、それを前提に読んでください。
ちなみに、ボリュームのある講座ですが、やる範囲自体は狭いと思われます。
クレアールは「手を広げずに繰り返す」方針を掲げてるからです。
ぼくも学習範囲を絞って、重要な部分を繰り返すのが最速最短で合格できると思ってるので、クレアールの方針には激しく同意します。
それから、クレアールは択一六法が有名で評判が良いです。
司法書士受験時代に六法を使わなかったぼくにはとても使いこなせそうにありませんが、使いこなせる人には良い教材になるでしょう。
>>【非常識?】司法書士試験に六法が必要ないたった1つの理由。【使い方とおすすめ】
さらに1コマあたりの講義時間が短いのも、まとまった時間が取れない人がスキマ時間を活用できてとても良いです。
あと、目標年に合格した場合はお祝い金として5万円がもらえるのもうれしいですよね。
「合格すれば実質7万」はこの内容にしては恐ろしく安いです。
クレアールはコスパが高いのは間違いないのでぜひご検討ください。
>>【12月割あり!】クレアールの中上級コースについて詳しくはこちら【公式サイト】
なお、クレアールは『非常識合格法』という勉強法の本を出しており、資料請求すると無料でもらえます。
本書の内容は特に非常識ではありませんが、勉強ノウハウや受験生活の送り方、科目別対策などすごくためになる内容ばかりです。
無料でもらえるので、もらわない理由はありません。
クレアールが気になる人も気にならない人も資料請求して本をタダでゲットしましょう。
資料請求の方法は下記記事に画像を3枚使ってわかりやすくまとめました。
>>【先着100名】クレアールの資料請求をすると『非常識合格法』がもらえる!【1分でOK】
※できる人はすぐ行動します。
アガルート(演習総合カリキュラム)
アガルートは司法試験界のカリスマ講師である工藤先生が作った予備校です。
新興ですが、模試や本試験会場にはアガルートのテキストを持った受験生がチラホラおり、司法試験では今勢いのある予備校です。
司法書士でも辰已で活躍していた小玉先生が加わったのでこれから来ます。
そんな有名講師がいて、模試や答練が付いているのに価格は198,000円とリーズナブルです。
(期間限定で30%OFFの152,460円になっています。)
また、受講料全額返金に加えて合格お祝い金3万円がもらえるので、最高に太っ腹といえます。
合格したときにこれだけ返ってくればモチベーションも上がりますよね。
記述講師の小玉先生は間違いありません。
記述の基準点を突破できなくて受験生活が長引いてる人はどうぞ。
>>記述で時間切れの人がアガルート小玉講座を取るべき3つの理由【司法書士試験】
竹田先生のことはよくわかっていませんが、アガルートも是非。
最後に:ぼくは中上級講座パックは取らない
ぼくが中上級講座を取るかと言われたら微妙です。
少なくともパックは取りません。
取るのであれば、(中上級とは限りませんが)以下のような記述の単科講座くらいです。
ぼくの場合は、択一は安定して高得点が取れましたが、それと比べると記述がイマイチでした。
なので、記述を盤石にするために誰かプロから解法を学んで自分で演習します。
リアリスティック記述講座については、ぼくは『リアリスティック記述式』という書籍で記述解法を勉強していてめちゃくちゃよかったのでそれで十分にも思います。
しかし、講義だとさらに得られるものがあると思うし、「最新の解法」を得られるので、記述講座の筆頭候補です。
(といっても、リアリスティック記述式は2020年に改訂され、その時点での最新の解法が詰まっています。
書籍からでもエッセンスは得られたし、ぼくはめちゃくちゃ満足できました。
あの中身で4,000円はマジで安いです。)
※ぼくが運営する司法書士試験コミュニティでの『リアリスティック記述式』への反応
アガルート記述解答力完成講座は、松本先生の解法とは違う小玉先生の解法(よりスピード重視)が学べます。
松本式は正確性に長けており、上述の通りすごく満足していました。
ただ一方で記述が5分・10分足りず、時間内に終わらないということがぼくは毎回ありました。
そのため、小玉式を学ぶことで自分が持ってる松本式解法をさらに良いものにできるのではないかという考えがあります。
小玉先生のこの講座は「知識習得編」と「解法編」に分かれていますが、知識は特に問題ないぼくは「解法編」を主に受講すると思います。
(それぞれの編を分けて購入できないので元を取るために「知識習得編」もガッツリ受講するという考えもあるかもしれませんが、お金ではなく、時間や効果を大切にすべきです。また早く受かればそのぶん稼げるし、結局お金もついてきます。)
ただ、書きやすい登記例があれば、それも吸収していきます。
ちなみに、小玉先生も解法本『超速解』を出されていますが、アガルートに移籍してからは出版されていません。
あと、体験講義は必ずします。
ぼくはリアリスティック記述の『書籍』はすごく相性が良かったですが、
「『講義』だと松本先生ちょっと違うな~。」
ということもありえるからです。
高いお金と相当な時間を費やすのでここはめんどくさくてもぼくはちゃんとやります。
単科はパックと比べると割高に思うかもですが、本当に必要なやつだけを受けることを考えたら、自分に適さないやつも詰まってるパックより何だかんだお得です。
特に中上級者なら自分に必要なものは限られてると思います。
中上級者ほど自学自習で伸びるので、予備校には「依存」せずに必要な限度で「利用」していってください。
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